【2022年(令和4年)】保育士実技試験「ピアノ実技試験」(音楽に関する技術)の概要
1) 音楽に関する技術
幼児に歌って聴かせることを想定して、課題曲の両方を弾き歌いする。
求められる力:保育士として必要な歌、伴奏の技術、リズムなど、総合的に豊かな表現ができること。
課題曲
1. 『小鳥のうた』 (作詞 :与田凖一 作曲:芥川也寸志)
2. 『びわ』 (作詞:まど・みちお 作曲:磯部俶)
- ピアノ、ギター、アコーディオンのいずれかで演奏すること。(楽譜(紙のみ)の持ち込み可)
- ピアノの伴奏には市販の楽譜を用いるか、添付楽譜のコードネームを参照して編曲したものを用いる。
- ギター、アコーディオンで伴奏する場合には、添付楽譜のコードネームを尊重して演奏すること。
- いずれの楽器とも、前奏・後奏を付けてもよい。歌詞は1番のみとする。移調してもよい。
注意1 : ピアノ以外の楽器は持参すること。持参楽器の不具合(弦切れなど)がないよう注意してください。
注意2 : ギターはアンプの使用を認めないのでアコースティックギターを用いること。
カポタストの使用は可。
注意3 : アコーディオンは独奏用を用いること。
2) 造形に関する技術
保育の一場面を絵画で表現する。
求められる力:保育の状況をイメージした造形表現(情景・人物の描写や色使いなど)ができること。
- 表現に関する問題文と条件を試験の当日に提示する。
- 当日示される問題文で設定された一場面を、条件を満たして表現すること。
注意1 : 当日の持ち物(試験中、机上に置けるもの)
①鉛筆またはシャープペンシル(HB~2B)
②色鉛筆(12~24色程度)
※1 クレヨン・パス・マーカーペン等の使用は不可とします。
※2 水溶性色鉛筆の使用も可ですが、水分を塗布することは不可とします。
※3 摩擦熱で消える色鉛筆の使用は不可とします。
※4 色鉛筆ケース(筆箱等)を机上に置くことは可とします。
※5 携帯用鉛筆削りを会場内に持ち込むことは可としますが、試験時間中に使用する場合は、
試験監督員の了解を得てから使用してください。
※6 受験者の間での用具の貸し借りは認めませんので、忘れないように注意してください。
③消しゴム
④腕時計
※1 アラーム等の音のならないもので、計算機、電話等の通信機能のついていないものに限ります。置時計不可。
上記①~④において、「人物の形をしたイラスト入りのもの」は机上に置けません。(使用不可。)
注意2 : 試験時間は45分です。
注意3 : 解答用紙の大きさはA4判とします。絵を描く枠の大きさは縦横19cmとします。
(紙の種類は試験の当日に提示します。)
3) 言語に関する技術
3 歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、下記の1~4のお話のうち一つを選択し、
子どもが集中して聴けるようなお話を行う。
求められる力:保育士として必要な基本的な声の出し方、表現上の技術、幼児に対する話し方ができること。
課題
1.「ももたろう」(日本の昔話)
2.「3びきのこぶた 」(イギリスの昔話)
3.「おおきなかぶ」(ロシアの昔話)
4.「3びきのやぎのがらがらどん」(ノルウェーの昔話)
- 子どもは15人程度が自分の前にいることを想定する。
- 一般的なあらすじを通して、3歳の子どもがお話の世界を楽しめるように、3分にまとめてください。
- お話の内容をイメージできるよう、適切な身振り・手振りを加えてください。
- 絵本等を持つことを想定せず、お話をしてください。
注意1 : お話をする際は立ってでも座ってでも構いません。
注意2 : 題名は開始合図のあと、一番最初に子どもに向けて言ってください。
注意3 : 絵本・道具(台本・人形)等の一切の使用は禁止です。
注意4 : 3分間は退出できません。時間はタイマーで計ります。
注意5 : 子どもに見立てた椅子等を前方に用意します。